多くの飲食店の味一度に楽しむ 「徳島横丁」今秋オープン|経済|徳島ニュース|徳島新聞
海鮮や肉料理、スイーツなど、複数の飲食店の料理を一度に楽しめる「徳島横丁」(仮称)が今秋、徳島市鷹匠町1にオープンする。全国で同様の施設を展開しているアスラボ(東京)が、店舗を整備して起業を目指す若者らの出店を募り、徳島の食材をふんだんに使った料理を提供する6店舗での開業を目指す。同市中心部では4月、徳島駅クレメントプラザの地下1階に飲食店街「徳島駅バル横丁」が一部オープンしており、にぎわいづくりに向けた動きが広がってきた。  現在は駐車場となっている場所に鉄骨平屋の建物(約250平方メートル)を整備する。建物内に6店舗が並び、客席はカウンター席とテーブル席を合わせて約120席。客は各店が共同で雇用するフロアスタッフに注文し、席を移動せずにどの店の料理も味わえる。会計もまとめて行う。  横丁はコンセプトとして地方食材の発信と起業支援を掲げる。出店者は店舗に整備された厨房(ちゅうぼう)などを利用するため、開業資金に不安のある若者や女性、勤めの料理人らも起業しやすい。アスラボは出店者から契約金20万円と、施設利用料として月額売り上げの15%を徴収する。出店期間は最長で3年。